「ほろほろちょうと花嫁」ができるまで
布と糸、ミシンと手刺繍で「なつかし・かわいい」を描く布絵作家marmelo*です。
久しぶりにオリジナル布絵を制作しました。
タイトルは「ほろほろちょうと花嫁」。
さて、制作過程です。
ずっと、アイディアスケッチやラフを色々と描いていまして…
これから作ろうと思っているものがちょっと込み入った布絵なので、その前に手慣らしをしたいなぁと、アイディアスケッチの中からこちら↓を布絵にしてみたのでした。
制作途中から。
よく定規と一緒に写すのは、パッと見で布絵や刺繍だと分かりづらいかなぁと。
もちろん、表情もいつも刺繍で描いています。
今回は、なかなかニュアンスを感じる表情になったかなぁと思います。
布絵だけを写すとこんな感じ。布感が分かりやすいですね。
ヘリンボーンの生地は好きなんですけど(身に着ける洋服とか小物とか)、今回初めて背景に使ってみました。
縫いやすかったので、また使いたいです。
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色々考えずに好きなように作ったので、楽しかったです。
このくらいのサイズだと、半日くらいで仕上がるので気持ちも楽ですし。
ラフの時点では花嫁ではなかったのですが、作っているうちに「花嫁っぽいなぁ…」と、こんなふうに仕上がりました。
等身高めの、こういった乙女シリーズもまだまだアイディアストックがあるので、徐々に形にしていけたらと思います。
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布絵のお仕事をするようになって、「こうした方がいいのかな」「こういうことが求められるのかな」と考えることが増えました。
それはそれで必要なことだけれど、それだけに気持ちがいくと、よくわからなくなってくると言うか…自分が作りたいものを思いのままに作ることも大事だなぁと。
…と書いているそばからアレなんですけど。
「こうした方がいいのかな」というわけでもないのですが、子供向けのお仕事が増えて、等身の低いキャラクターを考えてみたのがこちら。
食いしん坊のYummyと陽気なSunnyという、ちびっこコンビです。
この子たちで物語のある布絵を描きたいなぁと考えています。
ラインスタンプでも可愛いかも知れませんね。
(ラインスタンプが出始めたころ、時間があればやってみようかなぁと思いつつ、歳月だけが過ぎ、今に至ります…汗)
どんな物語が生まれるのか、お楽しみに。
【こぼれ話】
最近のお気に入りのCD。
「ほろほろちょうと花嫁」も、こちらをずっと聴きながら制作していました。
ジャケットの宇野亜喜良さんのイラストがまた、かっこいいです!