【お仕事報告】 『よいこのがくしゅう』 学研教育みらい様
布と糸、ミシンと手刺繍で「なつかし・かわいい」を描く布絵作家marmelo*です。
本日はお仕事報告をさせていただきます。
(株)学研教育みらい様『よいこのがくしゅう』2月号、おはなしのページ(全10頁)の挿絵を担当しました。
『あみこさんのあみもの』というお話(作・鈴木アツコさん)で、編み物が得意な女の子が、森の動物たちの困りごとを編み物で解決していくという可愛く楽しい物語の挿絵です。
このお話をいただいた時、やってみたかった物語の挿絵だというのも嬉しかったのですが、物語自体がとても可愛らしくて、「ぜひやらせてほしい!」と思いました。
今回は布絵だけでなく、編み物も担当しています(!)
上記を踏まえ、ご覧ください。(ブログ画像は小さいので、サイトやSNSでもご紹介しますね。)
↓表紙は鈴木えりんさんの可愛いイラスト!
画像では見えませんが、実際はホログラムで冬のいろんなモチーフが見えます。
掲載誌面や原画は結構大きいです。(誌面1ページがA4変型版なので。)
[追記]
FBとBéhanceに大きい画像を載せました。
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画像では分かりづらいですが、場面の切り替え部分にハンドステッチのような模様が入っていまして、可愛らしく構成していただき、デザイナーさんにも感謝です!
(タイトル文字も可愛いのです♪)
【編み物のこと】
今回編み物部分も、実際に編み物で作ってほしいというご希望でした。
普段布がメインなので「編み物はどうかなぁ…」とためらいましたが、編み物歴は数年ありましたので、「できないこともなかろう!」とお引き受けすることにしました。
ただ、主人公のあみこさんは編み物が得意である設定なので、それなりのクオリティでないと絵として成り立たないと思い …
実は空いた時間にずっとモチーフ編みの練習をして(!)、本番に臨みました。
いろんなタイプの花や葉っぱを、手が感覚を覚えるくらいに編み、最後には箱一杯になっていました。
布絵と合わせる時のモチーフのサイズも、糸の太さが左右しますし、布絵の色とのバランスなども考えつつ…
布絵をアップにすると…
こちらはねずみきょうだい。

くまさんのかご。

そして、うさぎちゃんの花束。


造形のお仕事と言ってもよいかなーと思うのですが…いかがでしょ。
編集部様にも大変好評で、頑張ってよかったです。
読者のお子様方にも、楽しんで読んでいただけますように…!!
【そのほか こぼれ話】
企画ラフと物語を拝見して、ご提案させていただいた「あみこさん」の設定画。

「やさしそうなヒツジでもよい」とあり(え、ヒツジでもいいの?)、ヒツジのようにもこもこした髪型の、やさしそうな女の子にしました。
そして、「お手製の毛糸の小物を身に着けているに違いない!」と思いましたので、こんな服装にしました。
布絵では、家に帰るとストールを取って、可愛いエプロンを着けています↓

物語なので、同じ登場人物が別の場面でも出てくるわけですが、その際同一人物(動物)であると分かるかな?(見えなかったら困るよね…)というのが、難しくもありました。
こういう経験は初めてだったので。
漫画家さんとか、改めてすごいなぁと感心しきりです。
ちなみに、カレンダーのお仕事とスケジュールが重なっていたので、なかなか大変でした。
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いろんな意味で、密度の濃いお仕事でした。
同時にとても楽しくて、幸せなお仕事でもあります。
見本誌を手にした時、感極まってしまいました。
学研教育みらい様、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました!
これからも、物語の挿絵のお仕事をいただけますように。
各業界の皆様、ぜひmarmelo*の布絵をご検討ください。
ご指名をいただけましたら、全力で取り組ませていただきます。