雑貨作家としては、04年から活動してきました。
ここ4年足らずは、布絵のお仕事にシフトしたので、雑貨づくりは出来ていない状況ですが。
ずっと雑貨づくり一本で、自サイトでの販売がメインで、委託店や企画展でも販売したり…
毎日制作詰めでした。
「ハンドメイド」の世界は、作家のスタンスも活動も本当に様々です。
趣味的な方もいれば、人を雇って回している方もいるし。
私はと言えば、雑貨づくりで身を立てることを目標にしていました。
活動から3年ほどして結婚し、夫からも「月いくら稼いでね」と言われていたし。
けれど、雑貨というのはなかなか難しいもので。
私の性格と作風的に手が込んでしまうので、見合う価格で販売することに、いつも頭を悩ませていました。
どんなに手が込んでいても、実用品ですからね。
ちなみに、marmelo*は支持してくださるファンの方が多く、抽選販売だったり、展示にもお客様がスタート前に並んでくださったり、とあるギャラリーでは「こんな売れた展示は初めて!」と言われたこともあります。
(自慢に聞こえたら申し訳ないですが、事実なのです。)
ハンドメイドのコンテストでは、賞をいただいたこともあります。
それでも、常に「追われている」感じで、余裕がなく。
これだけやっていても、手芸関係のお仕事にも繋がらないんだな…とも内心思っていました。
(今となっては、その理由もわかりますし、手芸誌でのお仕事をしたかったというとそうでもなく。
レシピを考えたり、人に教えたりするのは苦手だったから。
そちらに行かなくてよかったのかも知れない、とも。)
ある時、有名な雑貨コンサルタントの方に相談しました。
「どうしたら今の状況を改善して、もっと余裕をもちつつ、収益を上げられるのか」というのが私の相談でした。
返ってきたのは、
「marmelo*さんは生活に疲れているようだ。
お金が厳しいなら、外に働きに出つつ、今の活動をしたらいい」
という回答でした。
私はとてもモヤモヤしました。
外に出ながら制作したら、手が込んだものも、数を作ることも無理だし、
私は作家として収益を上げたいのに、「外に出て働け」とは?どういうこと?
全く回答になっていませんでした。
その後数年して、「雑貨に仕立てず、布絵だけでイラストレーターとしてやったら?」とある方に言われたことをきっかけに、今の方向にシフトしました。
もともと絵が好きなことから布絵雑貨を作っていたので、イラストレーターとして活動できるなら嬉しいなと思ったからです。
最初は全く…な日々でしたが、カレンダーのお仕事をきっかけに、徐々にお仕事に繋がりました。
(もちろん、その間、イラストレーターとして活動するために必要なことを、自分なりに勉強し模索していました。)
雑貨づくりも、私自身の世界観から生まれるもので大切ですが、
今の布絵のお仕事も、自分だけでは気づかなかった発見が常にあり、やりがいがあるなと取り組んでいます。
今後布絵で「こういうことができたらいいな」と思い描いていることも、たくさんあります。
結局何が言いたいかというと…
人の言うことを真に受ける必要もなくて、「自分がどうしたいか」に耳を傾け、選択して行動していくのがいいのかな、と。
そう思っています。
私の経験が、もし活動に悩んでいたりするどなたかの心に届いて、何かのきっかけになったら…という思いもあり、書き留めました。
長文をお読みくださり、ありがとうございました。
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お仕事としては、布絵という時点ではじかれたり、その逆もしかり(布絵だからこそ、繋がることももちろん)なのですが。
その道の方からは、布と糸を使ったイラストレーションは随分前に流行ったから、古い、使いづらいと言われ。
言われたのは何年も前なのに、今もちくっと心に刺さります。
確かにテキスタイルのイラストレーションのお仕事は少ないなと実感しますし(内容によっては選択肢にも入れてもらえない。その点は私もくやしい)、その道が長い方からも同様のことをお聞きしていますし。
デジタルで対応できるのが一番いいとは私も思います。
幅も汎用性もあるから。
けれども。
私は私の技術とやれることを模索していこうと。
先日も、「メインを張れるイラスト」とお言葉をいただいたし、そういう言葉を信じなくて、何を信じて明日が明るいのか?と。
こういう発言が、プラス・マイナスどちらに働くかわからないけれど、私は言わずに心に留めながらずっといるのも苦しいと思ったし、もっとお仕事の幅を広げたいから、今日は書いてみました。
実際、クリエポでも「布絵」を知らず、興味津々の方、多かったですよ。
まずは知ってもらうことが大事なのかも。
***
このブログ、お仕事報告もサイト(★)に載せていますので、最近更新できておらずごめんなさい。
布と糸、ミシンと手刺繍で「なつかし・かわいい」を描く布絵作家marmelo*です。
びっくりです。
ブログを1か月以上更新しなかったみたいで、PC版では広告表示がされていました(汗)
こんなに長く更新しなかったのは、初めてかも知れませんね。
元気です!
ただ、仕事にプライベートにバタバタと。
昨日一件提出をし、来週も締切が待っているので、もう少しだけこもりますね。
【おまけの画像】
そろそろ、こんな季節。
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布と糸、ミシンと手刺繍で「なつかし・かわいい」を描く布絵作家marmelo*です。
ほぼ日で覗いてくださるmarmelo*フリークさんもいらっしゃるのに、
更新が滞ってしまって申し訳ないです。
「個展DM届きましたよ~」とメールやSNSのメッセージ、
そしてお葉書で到着のご連絡をいただいております…!
ご丁寧にありがとうございます。
皆さん、本当にあたたかいな…と感動してしまいます。
今回原画展示で、販売はポストカードのみという形ですが、
楽しんでいただけるように、少しずつ準備を進めています。
出展予定作品は、サイトやSNSで紹介しております。
・サイト→ ★
【SNS】
・Twitter (日常の他愛のないことも含まれます…)
・Instagram (PCから操作しているので、画像の適正サイズが分かりません・汗)
・FBページ (お知らせのみなので、一番業務的かも知れません。)
現在何点ご紹介したのかしら…
ゆっくりでも、個展までに紹介していきたいなぁと思います。
お付き合いくださいね。
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現在仕事絵の繁忙期で、加えて体中に発疹が出るという有様で…(汗)
発疹はピークを過ぎたようで、薬と規則正しい生活のおかげで治まってきました。
ついこの間連休が始まったと思ったのに、5月も末ですね。
密度の濃い、記憶がほとんどない一ヶ月が終わろうとしています…(笑)
まだ山を越えていませんが、これを乗り越えたら、
また違った景色が見えるのかな?と思います。
きっと「できる!」という自信もつくことでしょう。
あ。
そろそろお仕事報告がひとつ出来そうかなと…
またお知らせしますね。
【今日の一枚】
この手前のお花、なんていう名前なんでしょう?
20代くらいの頃は花に興味がなくて、全然名前も知らなくて、
花を育てるのが好きな母をがっかりさせたものでした。
しかし、年齢と共になのか(?)段々と興味が湧いたり好きになったりするものですね。
最近はだいぶ知った気になっていましたが、これはわからないなぁ。
◆CM◆
【6月の出展 個展とクリエポ】→★
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ミシンで描く「なつかし・かわいい」世界をお届けする布絵作家marmelo*です。
今夜はジブリ映画『猫の恩返し』が放送されますね。
『猫の恩返し』が放送される度、ユキの名前の由来について、
ツイッターやFB(個人ページ)で書いてしまっていますが(汗)
うちのユキ(パステル三毛・12歳♀)の名は、『猫の…』に出てくる、
気立てのよい美人猫「ユキ」ちゃんから名前をもらいました。
おかげで、温和でやさしい良い子に育ちました。(親バカ。)

と言いつつ、この写真。
私が食べていた朝ごはんの魚の匂いにつられて、椅子に乗ってきたところ。
ホント、お行儀悪いところがあって…^^;
(「誰に似たのかな?」と言うと、「…テルミだよ。そっくりだよ」と夫に返されますが…)
そんなユキと暮らしてきた12年。
ユキはmarmelo*の作品にたくさんの影響を与えてくれました。
これはらくがきだけど…

食い意地の張ったユキ、そのままですし。
marmelo*のキャラクターでは、「猫母さん」だったり…
「白ねこのユキさん」だったり…
こんなイラストにも登場しているし。
marmelo*のちいさな恋人「おかっぱさんとマッシュくん」の「おかっぱさん」といつも一緒だったり…
お仕事の絵にも、割烹着を着て登場していたり…
私の頭の上に乗っていたり。
ね。
私にとって、ユキはかけがえのない存在なのです。
marmelo*をスタートしたころから一緒のユキ。
12歳(人間で言うと65歳くらい?)と高齢になってきたので、よくケアして、永く連れ添いたいなぁと思っています。
(巨大結腸症とも付き合いながらね。)
今日はのんびり・まったりとしたブログでした。
たまにはこんなものよろしいかと…(え、いつもでした?)
【CM】絶賛販売中でございます。書店にてご覧ください。
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